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反魂丹


江戸時代の反魂丹は現在売られている反魂丹とはまったく違う薬でした。江戸時代の「反魂丹」には世界中から集められた23種類の生薬が使われていますが、現在のドラックストアで売られている「反魂丹」は4種類の生薬と1種類の化学成分でできています。名前は同じでも内容はまったく違う薬です。現在の「反魂丹」は胃腸薬ですが、江戸時代の反魂丹の効き目は、すばらしいものだと伝えられています。当時、「反魂丹」はとりわけ有名な薬で、天保年間、大阪で作られた全国の代表的な有名な薬を46集めて比べた資料によると、江戸時代全国有名薬第一位は「越中反魂丹」でした。富山藩(とやまはん)2代前田正甫も、自ら「反魂丹」を常備し愛用しており、江戸城において、三春藩主の腹痛を「反魂丹」で治した話は有名です。
現在の「反魂丹」と江戸時代の「反魂丹」がまったく違う薬になってしまったのには理由があります。明治時代に製薬に対する許可制度が変わったからです。江戸時代は「御免」といって、藩から薬の製造免許が与えられていましたが、明治時代は、「官許」といって、明治政府から薬の製造許可が与えられるようになりました。明治時代は、薬は化学成分と効能効果が説明できる西洋のものでないと薬ではない。草根木皮で作った薬は効かない。と考えられて漢方薬はどんどん規制されてしまいました。江戸時代には全国一位の「反魂丹」もなぜ効くのか解らずに、製造されなくなってしまいました。そして、はら薬「反魂丹」が作られ名前だけが残りました。
江戸時代の「反魂丹」をのんでみたい・・・

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2007年02月18日 20:08に投稿されたエントリーのページです。

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