現在、わが国は様々な分野で変革、改革が求められています。われわれ置き薬業界においても例外ではありません。平成18年6月に公布されました改正薬事法は、まさにわれわれ置き薬販売業にとって、歴史的な大変革を迫るものでした。
この改正薬事法を一言でいえば、これまで独自に運営されてきました置き薬販売業の許認可制度が、今後は店舗販売業も含めて、医薬品販売業として共通のルールのもとに一本化されたことだといえます。これまでの「置き薬業界は許される」という論理は、社会的に通用しなくなってきたといえます。今後、この方向はますます強くなると思われます。
われわれ置き薬販売業は、自らの職業に高い誇りを持ち、国民の健康、安心、安全を守るという強い倫理と使命に基づき、医薬品の安全使用、適正使用の推進に貢献していかなければなりません。そのために常に自己研鑚を図り、置き薬販売業に関わる者として自らの資質を向上させていかなければなりません。それにより、他の医薬品販売業の方々以上に高い信頼を国民から寄せられるように努めなければなりません。
この度、先の改正薬事法に対応し、当協会の意向を十分に踏まえながら、多くの高名な先生方のご監修を頂き、本「置き薬医薬品販売士1級」の認定教育用テキストを編集・発行する運びとなりました。この新しい認定教育制度は、改正薬事法に伴う登録販売者の受験をみすえたカリキュラムになっています。特に全3巻から構成される本1級認定教育用テキストは、既存の置き薬従事者、または登録販売者の受験を目指す方々全員に受講頂きたい内容になっています。
教育の運営や監理につきましては、置き薬販売業の現状や今後の役割、課題等について日本薬業研修センター側と繰り返し協議を重ねた上で、同研修センターに委託し、第三者機関で実施されます。第三者機関で運用されることにより、教育制度の厳格性が証明され、より一層信頼性の高いものになります。当協会では、今後、置き薬販売業が国民の信頼を獲得し、新たな発展、展望が拓かれるよう全力を尽くして参ります。受講された皆様方も、本テキストを十分にご活用頂き、常に正しい情報を国民の皆さまに提供され、国民から更なる信頼を獲得されますよう心よりお祈り申し上げます。