ブログ開設のご挨拶
今回このページでブログを書かせてもらうことになりました大河好蔵です。
ブログ初心者ですので、時おり読みにくい文章になるかもしれませんが、よろしくお願いします。
なんとか週一ぐらいのペースで更新できたらと考えております。
それでは次週につづくということで。
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それでは次週につづくということで。

長い大河ドラマの歴史の中で、上杉謙信を演じたのはわずか三人。1969年(昭和44年)「天と地と」の石坂浩二、1988年(昭和63年)「武田信玄」の柴田恭兵、2007年(平成19年)「風林火山」のGacktです。
「越後の龍」と呼ばれ、戦国最強ともいわれる謙信ですが、大河ドラマでの登場回数においては、信長、秀吉、家康の尾張三河の三人の足元にも及びません。大河ドラマは一年間に及ぶ長丁場のドラマですので、地方大名をドラマの主人公に選んでしまうと、資料とエピソード的に不足感が出てしまうのを恐れているのかもしれませんが、逆にそこは脚本家の腕の見せ所ではないでしょか。史実的謎、史実的空白期間はフィクションでいかようにも面白く書いていけると思うのですが。最近の大河ドラマでは、「功名が辻」が原作と比べかなり脚本家のオリジナル色が出ていたように思いますし、今年の大河ドラマ「篤姫」は歴史ホームドラマと呼べるような作りになっていますね。(もっともそれがいやだという方もいらっしゃいますが。)
話を元に戻しましょう。まずは石坂謙信の話。大河ドラマ初のカラー作品「天と地と」が放送されたのが、今から約40年も昔です。石坂浩二当時28歳、現在67歳。この人のイメージは昔も今も変わっていませんね。まさに「万年青年」。役者という人種は本当にたいしたものです。
当時の私はまだ子供でしたから、「天と地と」はきちんとした形で見ていたわけではありませんから、作品としてあれこれ批評できません。(何しろ織田信長役で杉良太郎が、諏訪姫役で中村玉緒が出演していたことを、最近まで知りませんでしたから。)しかし、石坂謙信のイメージはかなり強烈で、特に白い法衣頭巾姿は頭の中に深く刷り込まれていて、謙信=石坂浩二の図式は今でも変わっていません。
ですから、来年の大河ドラマ「天地人」では、謙信に白の頭巾をぜひかぶらせていただきたいです。(ところで、謙信はいったい誰が演じるのでしょうか。希望としては、渡辺謙に演じてもらえたらと思っていますが。しかし、今やハリウッドスターの彼が拘束時間の長い大河ドラマに出演するのは、かなり難しいかも知れませんね。)
ということで、来週に続きます。

1988年(昭和63年)柴田恭兵が演じる二人目の謙信が登場します。
前年の「独眼竜政宗」の大ヒットを受けて始まった「武田信玄」において信玄の好敵手として、19年ぶりの大河ドラマへの復帰です。ちなみに「独眼竜政宗」の平均視聴率は39.7パーセント、最高視聴率は47.8パーセント。「武田信玄」の平均視聴率39.2パーセント、最高視聴率49.2パーセントと、今ではとても考えられない数字をたたき出しています。
私自身にとっては一番はまった大河ドラマです。現在CS放送で再放送していますが、何度見ても面白いですね。現代劇と比べて時代劇は、古さをあまり感じないのがいいです。また、出演陣の顔ぶれが昔の作品のほうが豪華で味があります。
この作品では、謙信はあくまでも主役中井喜一演じる信玄の相手役に過ぎませんから出演シーンはあまり多くはありません。さらに配下の武将の数が比べ物になりません。信玄は菅原文太演じる板垣信方をはじめ常に多くの武将に常に囲まれていますが、謙信には宇津井健演じる直江実綱しか配下の武将がいないように感じられましたし、武将の集まる広間の大きさがまったく違います。(この点を反省したのかどうかわかりませんですが、去年の「風林火山」では謙信にも数多くの武将が付き従っていましたし、春日山城の大広間もかなり立派になっていました。)
で、柴田恭兵が演じた上杉謙信の私の評価ですが、100点中70点というところでしょうか。前回も言いましたが、謙信=石坂浩二というイメージを植え付けられていますので、柴田恭兵の演技が良い悪いではなく、あくまでもイメージの問題です。最初は、少し軽い感じ謙信という印象を受けましたが、回が進むにしたがって、こういう謙信もありかなと思うようになりました。特によかったのは、最終回で毘沙門堂にこもり祈祷をあげている謙信の演技です。
毘沙門天の像の前で、一心不乱に祈祷をあげるうちに、謙信が精神的に毘沙門天に同化してしまい、謙信の精神が徐々に崩壊していく様子を熱演しています。
大河ドラマの最終回というと、主人公が死んでいく場面を淡々と描いていくことが多く、盛り上がりに欠けるものなのですが、この「武田信玄」では柴田謙信のこのちょっと危ない演技をはさみ、手取川の合戦のあと、雷雨の中を逃げ惑う織田信長の姿を、山々の上から信玄と謙信が見下ろしているというなかなか面白いラストに仕上げています。
この年の大河ドラマ「武田信玄」は一年間本当に通して楽しませてもらいましたから、柴田謙信はまずは合格ということでしょうか。
次回はGackt謙信の話、ではまた来週。

去年の大河ドラマ「風林火山」で、三人目の謙信として登場したのがGacktです。第一話でこれから登場する三人の主要人物の一人として、信玄役の市川亀冶郎、由布姫役の柴本幸とともに顔見せをしたGacktですが、私の第一印象は「この三人、華がないな。この配役で大丈夫かいな?」でした。
案の定、市川信玄、柴本由布姫は、私にとっては少し物足りない配役でした。どうしても大ヒットした「武田信玄」と比べてしまうものですから、評価は辛くなってしまいます。当然、Gackt 謙信にもあまり期待していなかったのですが、回数を重ねるごとに「そんなに悪くないじゃないの」、「けっこう良いじゃない」とGackt謙信への評価はうなぎのぼりです。
Gackt謙信が登場してまず感じたのが、「ちゃんと芝居になっている」でした。今までの大河ドラマでも何人かの歌手が主要人物を演じていますが、結構掘り出し物的配役がありました。私的には「武田信玄」での石橋凌の織田信長がお勧めです。つぶやくように早口でまくし立てる台詞回しは、私のつぼにはまってとてもよかったです。(マイナーなところでは、「炎立つ」で藤原清衡の妻を演じた坂本冬美の「あるじ殿~」が個人的によいです。)
Gackt謙信の特徴はというと、まずはそのビジュアルです。長い黒髪に平安貴族のような衣服、今までの謙信ではあり得ない格好です。Gackt以外では誰も着こなせないでしょう。
またその台詞回しも独特です。半分自己陶酔しながら、小首をかしげて、ちょっと苦しげに吐き出されるその台詞。あっ!今、気が付きました。これって、田村正和です。そうか、そうだったんですね。
Gacktと田村正和。キャラクター的にはよく似ています。もし仮に、若かりし時の田村正和が、病気降板したGacktの後を受けて、謙信役を演じたとしてもそれほど違和感はないでしょう。(私、田村正和という役者大好きなんですよ。特に、古畑任三郎のようなコメディータッチのモノがいいです。)
話が横にそれてしまいましたが、これで私がGackt謙信にはまった訳の半分ぐらいが、わかった気がします。個人的には去年の大河ドラマ「風林火山」は、主人公山本勘助のキャラクターが一年間通して一貫していなかったように思われ、評価はあまり高くないないのですが、Gackt謙信に対しては、100点中90点の高評価です。Gacktにはぜひまた別の作品で大河ドラマに出てもらいたいです。
それではまた来週。

去年の大河ドラマ「風林火山」で謙信の軍師宇佐美定満を演じたのが、名優緒形拳です。緒形拳と大河ドラマとの関係は古く、1965年(昭和40年)「太閤記」で主人公豊臣秀吉を演じています。つまり40年以上大河ドラマとかかわっているわけです。
この40年の間に計9回大河ドラマに出演しています。
1965年(昭和40年)「太閤記」・1966年(昭和41年)「源義経」・1972年(昭和47年)「新平家物語」・1976年(昭和51年)「風と雲と虹と」・1978年(昭和53年)「黄金の日々」・1982年(昭和57年)「峠の群像」・1991年(平成3年)「太平記」・1997年(平成9年)「毛利元就」・2007年(平成19年)「風林火山」の9本です。
これだけ長い間、幾人もの歴史上の人物を演じてきたものですから、緒形拳の大河ドラマでのイメージは人によってさまざまでしょう。ある人にとっては「太閤記」での豊臣秀吉、またある人にとっては「峠の群像」での大石内蔵助、といろいろあるでしょうが、私の記憶の中で一番印象に残っているのが、「毛利元就」での尼子経久です。
とにかく、渋くて、かっこよかった。緒形拳の尼子経久は黒をイメージカラーに、赤をアクセントにした衣服と甲冑を身にまとっていました。今VTRを観返していましたが、やっぱり、とってもいいです。
前にも言いましたが、地方の戦国大名は大河ドラマではなかなか扱ってもらえません。特に西日本の戦国大名の扱いはよくありません。毛利元就といえば、超有名な戦国大名ですが大河ドラマではこの一本にしか登場していないんじゃないでしょうか。ましてや、毛利元就の敵対勢力のひとつでしかない尼子経久はこれからの大河ドラマではもう見ることはできないんじゃないでしょうか。
ですが現在では、VTRという文明の利器がありますのでいつでも好きなときに、緒形拳の尼子経久を見ることができます。またBS・CS放送では毎日どこかの放送局で、いくつもの大河ドラマの放送されていますから、撮り逃したもの、見逃したものをVTRに保存することができます。(今、緒形拳も出演している1976年の大河ドラマ「風と雲と虹と」がCSで放送されています。30年以上昔の作品ですから画質は悪いですが、今見ることができるだけで、本当にありがたいです。)
最後に去年の大河「風林火山」での宇佐美定満役の緒形拳の演技ですが、見ていてちょっとハラハラしてしまいました。体調があまりよくないのか、台詞と台詞の間がちょっとあく場面が多々あったような気がします。(実際、体調は良くなかったようです。)
ではまた来週。